無排卵月経

無排卵月経のチェック

無排卵月経

生理はささいなことで乱れが起こりがち。 そのひとつに、一見生理があるようにみえて、卵が排卵されていない無排卵月経があります。 自分の生理に不安や変調を感じている人はチェックしてみてみましょう。

こんな症状がある人は無排卵月経かも

いつも生理が来ても少しの出血があるだけ。

出血量が多い。いつもナプキンを変えないといけない

生理周期が40日以上

生理の時10日以上、だらだらと出血が続く

最近、生理がなくなった

生理周期が25日より短い

2人目を授かることが出来ました。

静岡県静岡市 匿名希望 32歳

上の子が2才になり、そろそろ2人目が欲しいと思ってから1年が経っても出来なかったので病院で診てもらったところ「無排卵月経」ということを知り「まさか自分が・・・」という思いでショックでした。

赤ちゃんが欲しかったので1年間薬などを飲み不妊治療を受けました。

でもなかなか授からず、あきらめかけていた時に、ネットで「マカサポートデラックス」の存在を知りました。すぐに注文しました。

普段サプリメントなどを飲まない私は、マカサポートデラックスを飲んですぐに、体が温まるのを感じ、便秘も解消されました。

主人と一緒に飲み続けて序々に排卵も自然に起こるようになり飲み始めて4ヵ月後に2人目を授かることが出来ました。

今は「マカサポートデラックス」に出会えたことをとても感謝しています。

生理不順は無排卵のサイン

排卵していなくても生理がくることがあります

「排卵していないのに、どうして生理がくるの?」と思う人が多いでしょう。

生理を起こすもとになっているのは、卵が入っている卵胞から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)と、排卵のあとの卵巣にできた黄体から分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)。

エストロゲンの作用で、子宮内膜の壁が増殖して厚ぐふかふかになり、プロゲステロンの作用で受精卵が着床しやすいように準備が整えられるのです。

しかし受精・着床しなかった場合には、厚ぐなった内膜の壁が不要になるため、壁ははがれ落ちて血液とともに排出されます。 これが生理のしくみです。

また、排卵を起こすために大量に必要とされるのが、黄体形成ホルモンというホルモンです。

ところがエストロゲンが分泌されて子宮内膜がつくられたあと、この黄体形成ホルモンが分泌されず、排卵が起こらないことがあります。

それでもエストロゲンによってできた内膜ははがれ落ち、出血が起こるのです。

これは生理ではないが生理に似た出血ということで、「生理様出血」、正しくは「無排卵性出血」といいます。 つまり出血があっても排卵があるとはいえないのです。

無排卵月経はおもに視床下部の乱れで起こります

生理は一見、子宮だけの現象のように見えますが、じつは脳によってコントロールされています。

直接生理を起こすのは、エストロゲンやプロゲステロンですが、この2つのホルモンの分泌を導いているのは、脳から出されているホルモンなのです。

つまり脳はホルモンの中枢であり、いわば司令部というわけです。

そしてその中心となっているのが、脳の視床下部という部分です。 排卵は、まず視床下部が、卵巣から、「卵胞が成熟してきましたよ」との報告を受け取って、その成熟した卵胞に、排卵を起こさせる「黄体形成ホルモンを分泌せよ」という次の指令を出すことで行われます。

しかし、視床下部が乱れると卵巣からの報告を受け取れない、または受け取れてもこたえることができません。

つまり、排卵に必要なだけの黄体形成ホルモンを分泌させることができないために、無排卵月経になってしまうのです。

視床下部を乱すのはストレスやダイエット

この時期まではダイエットもOK。排卵期まではなんとかがんばって、それ以降は少しずつひかえめに。

人間の体にはホメオスタシスといって、体内に入ってくる栄養が少ない状態が続くと、生命を維持するためにエネルギーの消費をおさえようとする機能が備わっています。

極端な食事制限によるダイエットを続けると、ホメオスタシスが機能して、体は少量のエネルギーしか消費しなくなるので、ダイエットをやめて食事をもとにもどすと、使われない力口リーはそのまま蓄積され、リバウンドしてしまいます。

リバウンドをしないためには、ホメオスタシスが機能しないように、ゆっくりとダイエットをすすめていくことです。

そのために、減少は1か月に体重の5%以内におさめるのが理想とされています。

長い間だらだらと出血が続く人は無排卵の可能性が大

生理の異常は無排卵月経の可能性が。 なかでも出血が長期間だらだら続くケースが多くみられます。 正常な生理の場合は、排卵とともに、それまで盛んに分泌されて子宮内膜をつくっていたエストロゲンが減少し、代わってプロゲステロンが分泌。

そして受精・着床しない場合にはエストロゲン、プロゲステロンともに分泌が減少し、その結果、子宮内膜がはがれ落ちます。 ところが無排卵月経では、視床下部が排卵を起こすために必要な、黄体形成ホルモン分泌の指令が出せないために、排卵が起こりません。

よってエストロゲンの分泌量が減らないまま、子宮内膜が増殖しつづけます。 やがて子宮がエストロゲンの量に慣れてしまうことで、内膜が徐々にはがれていきます。

そのため長い間だらだらと出血が続くのです。 またエストロゲンを出して子宮内膜をつくる卵胞が充分に成熟せず、途中でしぼんでしまうことがあります。

そうなるとエストロゲンが途中で少なくなるため、子宮内膜がはがれて出血が起こります。

この場合には、生理周期が短くて生理が頻繁にきたり、出血の量が少なかったりします。

排卵が起きたあとにできる黄体から分泌されるプロゲステロンは、子宮内膜の中に、痛みを感じさせるホルモンである「プロスタグランディン」を合成させて、間接的に生理痛の原因にもなるホルモン。

今まで生理痛があったのになくなった、という人はプロゲステロンが出ていない、つまり排卵が起きていない可能性があるのです。

生理周期が24日以内あるいは40日以上という場合も、どこかでホルモンがうまぐ機能していないサインです。

そのために、減少は1か月に体重の5%以内におさめるのが理想とされています。

今は正常な人でも、だれもが無排卵になる可能性を持っています

初潮から3~4年ぐらいまでは、まだ棍床下部が成熟しておらず、ホルモンの分泌が不安定なため、無排卵月経になるということがありますが、視床下部が成熟してくれば、だんだんと排卵されるようになるので、心配はいりません。

しかし視床下部は成熟しても心理的ストレスなどによってダメージを受けやすぐ、人によっては、ささいなことで乱れることも。

今は正常でも、なんらかの影響で無排卵月経になってしまうのは、だれにでもありえます。

さらに気をつけたいのがダイエット。 1力月に3kgに同くらいの減量でさえ生理の不順をまねくといわれています。

生理不順になると、排卵もスムーズに行われない可能性が。 そして1ヵ月に5㎏以上の減量は、生理が止まってしまう危険性も。

そうなると無排卵より治療がむずかしくやっかいなことになってしまいます。