ストレスで眠れないとき

ストレス

こんな症状です

布団に入っても、なかなか寝つけない

夜中に目が覚めて、そのあと眠れなくなる

夜明け前に目が覚めてしまう

眠りが浅くて、よく眠れた気がしない

ストレス、眠れない原因

疲れやストレスが不眠を招く

夜眠れずに、ジリジリと朝をむかえるのはつらいものです。体は疲れているのに眠れなかったり、翌日スケジュールがつまっているときに眠れないと、早く眠らなくてはとあせって、よけいに眠れなくなることもあります。

不眠の原因は、多忙による疲労やストレス、生活リズムの乱れなど。とくに働き盛りの年代は仕事や家事などに追われ、自然な睡眠のリズムが乱れて睡眠の質も悪くなりがちです。

疲れがたまると自律神経のバランスがくずれ、交感神経(活動しているときに働く神経)が副交感神経(リラックスするときに働く神経)にうまく切りかわらなくなります。

つまりつねに体が活動状態になって、リラックスできずに眠りに入りにくくなるわけです。

女性ホルモンの影響から不眠に

月経前症候群(PMS)で不眠になることもあります。これは月経前に急激に増える黄体ホルモン(プロゲステロン)の影響です。

また女性ホルモンと自律神経は互いに影響しあっているため、女性ホルモンの乱れが自律神経のバランスをくずし、それが原因で不眠症状があらわれることも。

40代ごろからは卵胞ホルモン(エストロゲン)が減ってくるため、その影響で不眠をうったえる人もいます。眠れないということはだれにでもあります。

2、3日程度の不眠は心配いりませんが、何日も続く場合は不眠外来のある病院を受診して、相談するとよいでしょう。

ストレスで眠れないときの改善

頭皮マッサージで緊張をほぐす

目の疲れや肩こりなど、頭部の緊張には頭皮マッサージをしてみましょう。両手で頭を包み込み、頭皮をやさしくもみほぐすように圧をかけていきます。

痛くなるほど強く押す必要はなく、気持ちいいと感じる強さでマッサージすればよいでしょう。

半身浴&アロマでリラックス

38~40℃くらいのぬるめのお湯にゆっくりとつかる半身浴は、副交感神経を刺激するので、心身ともにリラックス 効果があります。

心臓をお湯につけると負担がかかるので、みぞおちぐらいまでつかるようにし、15~30分程度入るようにします(ただし皮膚にトラブルが ある人は、お湯に長時間つかるとかゆみが出て、かえって眠れなくなることもあるので注意しましょう。

好きな香りのアロマオイルを浴槽に数滴たらしたアロマバスもおすすめです。

安眠を誘うアロマは、ラベンダーやベルガモット、ネロリなど。ほかにもいろいろあるので、自分が心地よく感じる香りを選ぶとよいでしょう。

アロマオイルをハンカチにI~2滴つけたものを枕の近くに置いたり、アロマポットで寝室にアロマの香りを満たすなどもよい方法です。

眠れない時のポイント

■コーヒーなどのカフェインや刺激のある食べ物は不眠のもと。 お酒も適量ならば眠りを誘うけれど、量が過ぎると眠りの質を悪くして安眠のさまたげに。

■照明を暗くして騒音をなくし、寝る環境を整えて。寝室の温度&湿度も快適に。

■眠れないときはいったん起きて、音楽を聞いたりストレッチなどをしてリラックス。就寝 時間にこだわると、かえって眠れなくなることに。